自己肯定感は、自分との関係 その2

 その1の続きです。

 

そんなこんなでうつ病やったんですが、うつ病になって良かったことは、心と体のセルフケアにすごく詳しくなるきっかけになったことと、うつ友ができたこと(「実は私うつやってさ〜」とある友達に言ったら「ほんと?!実は私もやってたんだよね!」とカミングアウトし合う結果に)です。

気軽に話せるうつ仲間は近所に住んでる大学の友達一人しかいないのですが、彼女とのうつ関連の会話は毎回メンタルウェルネスの含蓄がすごいのです。

 

最近、彼女が言っていたことで、心に残っていることがあります。

「仕事でイラついた時とかの口癖が "殺す" か ”死んで欲しい” だったんだけど、そう言っていた相手は本当は仕事相手じゃなくて、自分だった。昔から色々あったからか自己肯定感を全く持てなくて自分のことが嫌いで認められなかった。本当に殺したいし死んで欲しいのは自分だった。」 

彼女は長身のすらっとしたスタイルの良い女性で、海外の大学を出て、よく知られているコンサルティング会社に就職して専門分野で出版するなど実績を残し、次は外交の道へ進もうとしている、超エリートです。長年付き合ってる彼氏も良い人だし、頭が良くて話し方もスマートで、根性もあって大体のことは乗り越えられます。

そんなスーパーな彼女なのに、「自分を嫌いで認められなかった」と言っていた理由は、10代の頃イジメにあった経験や、家族関係で昔我慢しなければいけなかったこと、仕事で言われた不必要に傷つくような言葉などが蓄積されてだそうです。 

ちょっと話ズレますが、恵まれているように見える人でも、生きてく中で、心が全く傷つかないで人生を終えれる人なんていないと思います。みんな何かしら痛い思いを持っているよなーと常に思います。痛いことがあった時に、きちんと時間かけて癒せれば良いけど、時間をかけていられない事情もたくさんある。彼女も、心が動いたその時に、きっと色んな事情でケアできないまま、無理にフタをして、これまで来ざるを得なかったのかなあと思いました。

 

閑話休題

彼女の上記の言葉を聞いて、口癖って、人に言っているようで、実は自分に一番聞かせているんだな〜と思いました。意図的にせよそうでないにせよ。

逆説的だけど、心に何か辛いことが起こる・ストレスを感じる → 明るくいる余裕がない → ネガティブな言葉を発するようになる → それを聞いた自分もネガティブになってくる → 辛くなる → スタート地点に戻る

・・・みたいな。言葉と自分は影響を受け合ってると思います。

 

思い返せば自分も去年までの仕事上の口癖は「滅びろ」でした。そして、私も滅びて欲しかったのは当時の自分だった気がします。いなくなることへ強い憧れが多分あって、部屋の片付けを半年ほど無心にやっていました。家を空っぽにしてしまいたくてダイニングテーブルなど家具まで片付けた。あれからストレッサーから自分を離し、充分な休息をとり治療を受け、今は全快とは行かずとも、回復しております。

回復した後のタイミングで、自分を持ち上げ始めたので、(その1参照)私の心は元気になったのではないかな〜と考えています。

今では私は、自分のこと絶対けなさないマンです。あと、もういなくなりたいとは思いません。存在したい。

  

うまくまとめられていないのですが・・・

口癖だけでも優しくて、受け入れるような言葉に変えたら、最初は心こもってなくても、それを聞いてる自分も続けている内にそう感じるのではないかと・・・。

好きな相手に優しい言葉をかけてあげるように自分にも接したら、最初はまぁ形だけでも、だんだん自分とも良い関係が築けるのではと、自分の経験から、そして友達の言葉をヒントに、思ったのです。

わたしは、人間関係で一番大切な相手は自分だと思っています。誰をハッピーにするより前に、自分をおろそかにしてはいけないと思います。

自分が、ハッピーとまで行かずとも、OK位ではいないと、誰との関係も上手に構築できにくくなってしまうんじゃないかな〜と思います。

 

そこまで考えて、自己肯定感って、自分との関係なのかな、と思ったのでした。

きらいって思ってるより、「まあ良いんじゃない」位に思ってる位の相手との方が、上手くやれるよね。

 

そんな感じです(伝わる念を送る)